オスグッド病とは？

「オスグッド病」とは、成長期において、脛骨（すね）の上部に炎症が生じる病気です。
主に10歳から15歳くらいの成長期の子供や若者に発症し、運動によって引き起こされることが多いです。

症状としては、膝や脛骨に痛みが生じることが多いです。
運動や歩行時に痛む場合が多く、長時間の運動や階段の昇り降りなど、膝に負荷がかかる動作が続くと痛みが強くなることがあります。
また、痛みがない場合でも、膝の上部に腫れが生じることがあります。

オスグッド病の原因は？

成長期の子供や若者の骨は成長途中であり、脛骨には成長軟骨があります。

大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)の力は、膝蓋骨を経由して膝を伸展させるさせる力として働きます。
膝を伸ばすときは、大腿四頭筋が膝蓋腱付着部を介して脛骨を牽引します。
過度な運動やスポーツによってこの動作を繰り返すことで、脛骨の成長軟骨に過剰な負荷がかかって炎症が生じ、剥離してしまいます。

治療法は？

1. 休養：膝に負荷をかけないよう、運動やスポーツを一時的に休止します。
2. アイシング：痛みや腫れを抑えるために、氷や保冷剤を使用すると効果的です。
3. ストレッチや筋力強化：適切なストレッチや筋力トレーニングを行うことで、膝の周囲の筋肉を強化し、脛骨にかかる負担を軽減することができます。
4. 痛み止めの使用：非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）などの痛み止めや、局所的に作用する湿布やクリームを使用することで、炎症や痛みを軽減します。
5. 固定：膝を固定するために、テーピングやサポーターの使用が効果的です。
6. インソールの使用：脚の形や歩き方に問題がある場合には、インソールを使用することで負荷を軽減することができます。

大抵の場合、上記の方法を組み合わせて治療を行うことが多いです。

効果的に治療を進めるために

症状が悪化すると、運動をしていない時にも痛みが出て、日常生活に支障が出てしまうこともあります。
小さな違和感をそのままにせず、早めの段階で治療を開始すると、回復も早くなります。
オスグッド病は、運動によって引き起こされることが多いため、運動量を調整することや、適切なストレッチを行うことが予防にもつながります。

患者さま一人ひとり、痛みのある部位や出方も違うため、症状や痛みに合わせて一人ひとりに合う治療を組み合わせていきます。

気になることがありましたら、何でもお気軽に【西大宮フォレストワン整骨院】にご相談ください！