西大宮フォレストワン整骨院

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施術メニュー

スポーツ障害

スポーツをして、同じ動きを繰り返し行うことで、特定の部分に負担がかかり、痛みが生じることを「スポーツ障害」といいます。
少しずつ損傷を受けていくため、疲労から過労に移行して、スポーツ障害を生じます。
軽度の時には、その運動をした時だけに痛みを生じますが、悪化すると、日常生活の動作をしていても痛みが出ることがあります。

スポーツ傷害・外傷

運動している時に強い負担がかかることで、起きるケガのことで「骨折」「ねんざ」「脱臼」「脱臼」「肉離れ」などがあります。
このような場合には、すぐに対処が必要で、応急処置を行います。

疲労骨折

疲労骨折は、スポーツの時に転倒や強打をして1度で発生する骨折とは異なり、同じ部分に繰り返しかかる小さな力で引き起こされます。
原因として考えられるのは、短期間に集中してトレーニングを行うことで起こることが多く、同じ動きやトレーニングを繰り返し行うことでストレスがかかり、小さな損傷が治ることなく残ることで起こります。

初期の段階では、「腫れ」や「軽い痛み」だけですが、その後も負担のかかるトレーニングを続けていると、「ひび」が入ったり、ひどい場合には、完全に骨折したりすることもあります。

疲労骨折で多い部分は、足の裏を支えている5本の骨で「中足骨」が一番多く、その次にすねの「脛骨」が多いとされています。

中足骨の疲労骨折が多い競技

  • ラグビー
  • マラソン
  • バスケットボール
  • ラグビー
  • バレエダンサー
  • 新体操選手

脛骨の疲労骨折が多い競技

  • バレー
  • バスケットボール
  • サッカー
  • ハンドボール

中足骨の疲労骨折は、素早さを求められて瞬間的に力がかかる競技やつま先やジャンプをしたりする競技に多いです。
脛骨の疲労骨折は、すねの骨に圧力がかかる競技やランニングを多くする競技に多く見られます。

疲労骨折は幅広い年齢で発症しますが、骨の成長段階の15~16歳に多くみられるといわれています。

アキレス腱炎

アキレス腱炎は繰り返し足に負荷のかかることで発症します。
走ったり、ジャンプをする時に身体をひねる癖があったり、骨盤が左右にぶれたりすることでアキレス腱の周りが強く引っ張られることで負荷がかかります。

バレーやバスケットなどの球技や剣道や陸上などで発症することがあります。
痛みの特徴は、運動をする時にアキレス腱に圧痛や痛みを生じます。
悪化すると、運動をした後にも痛みを感じます。

アキレス腱はふくらはぎの筋肉とかかとの骨を結ぶため、炎症を引き起こしている時には早めに診察してもらうことが大切です。

スポーツまでに十分な準備運動をせずにジャンプやスタートダッシュなどの瞬間的に力のかかる動作を行うと「アキレス腱断裂」する可能性もあります。
運動を行う際には十分な準備運動を行ってから始めましょう。

野球肩

野球肩とは、野球だけに限らず、投球するフォームを繰り返し行うスポーツで生じる痛みです。
テニス・バトミントン・バレーボールなどのスマッシュやサーブなどの腕を大きる降るスポーツで起きることが多いです。

原因は肩の使いすぎだけでなく、繰り返し同じフォームで行うことで、筋肉が固まってしまう、正しいフォームではなく、負担がかかるフォームで行っているためと考えられています。
また、股関節や体幹の柔軟性不足や筋力不足なども考えられ、準備体操や筋力トレーニングをしっかり行う必要があります。

テニス肘

テニス肘とは、手首を長時間使った時に生じる痛みで、テニスだけでなく、同じラケットを持つ競技のバドミントン・卓球なども発症することがあります。
また、ゴルフ・剣道でも生じることがありますし、重い調理器具を持つ動作を行うことが多いシェフや重いものを持つ機会が多い方も起きることがあります。

テニス肘は、9割以上が手術をせずに、改善することが多いですが、腕は日常生活でも使用することが多いため、再発しやすい特徴もあります。
炎症が長期化しないためにも、早期に診察を受けることが大切です。

テニス肘は肘の使い過ぎだけでなく、手首の使い過ぎが関係していることもあります。
そのほかには、道具の選択で肘や手首に負担がかかりやすいものを選択していることも考えられ、衝撃を吸収して手首や肘に強い力がかからないか確認することも大切です。

また、テニス肘が発症するのは、30~50代以降に発症が多く、若いうちはあまり発症することがあります。
そのため、筋力低下や筋肉や組織の年齢的な変化が関係していると考えられます。

ジャンパー膝

ジャンパー膝は、ジャンプやダッシュをした時に、膝関節の曲げ伸ばしを頻繁に行うことで、過度な力がかかり、骨とじん帯部分に炎症が起こります。
成長期に多い障害で、小学校高学年から中学生に多く見られます。
スクワットをすると痛みを感じることが多い特徴があります。

大腿四頭筋の柔軟性を高めることがとても重要です。
運動前だけでなく、運動後にもきちんとストレッチを行い、疲労がたまった時に緊張を取ることが大切です。
それに加えて、ジャンパー膝を防ぐには、筋力アップも重要なポイントです。

ランナー膝(腸脛じん帯炎)

ランナー膝は、膝の外側に痛みが出る障害です。
「腸脛じん帯炎」は、マラソン選手によく発症することからランナー膝と呼ばれています。

ランナー膝の主な原因は「使い過ぎ」と「下肢のねじれ」が関係しています。
少しの下肢のねじれでも、繰り返しマラソンなどで膝の屈伸運動を行うと、膝に負担がかかってしまい、太ももの外側とじん帯が繰り返し擦れることで、膝の外側に炎症を生じます。

マラソン選手や陸上で長距離を走る選手、登山・自転車・バレーボールなどの競技経験者やランニング初心者の方に見られる障害です。

スポーツ障害の症状

スポーツ障害の発生する部分は、肩・肘・膝・手首・足などさまざまな場所です。
そのため、それぞれのスポーツや部位で症状が異なります。
ただし、柔軟性が足りない、準備運動をせずに急に運動するなど、共通して痛みが出る原因があります。

そのため、どの部位でも最初は、運動をしている時に軽い痛みが出る程度から始まります。
そのまま放置していると、だんだん痛みが増して、運動をしていない時でも痛みが出るようになり、疲労骨折を起こしてしまうこともあります。

小さな疲労や痛みの段階で治療をして、身体を休めると早期に競技に戻ることができます。
過度にスポーツに取り組むと、負担がかかってしまい、競技自体ができなくなってしまうこともあります。

身体の正しいメンテナンスをしながら、競技やスポーツに取り組んでいきましょう。

スポーツ障害の検査・診断

レントゲン検査

レントゲンで骨に異常がないか診断します。
ただし、骨の異常が確認できますが、筋肉の炎症や神経の異常はレントゲンでは確認ができません。
そのため、症状に合わせてMRIや超音波検査も組み合わせて検査を行います。
どの部分に痛みが出ているか問診や圧痛などの疼痛誘発テストも行い、診断します。

スポーツ障害の治療

保存療法

炎症を抑えるために、「超音波治療」「高周波温熱治療」を行います。
また、痛みを発生させる原因になる身体のバランスや、筋力をつけた方がよい部分などを評価して、リハビリテーションをします。
また、そのスポーツを一時的に中断した方がよい場合や日常生活で気をつけることなどをお話します。
また、痛みが強い場合には、患者さまとご相談の上、関節内注射を行う場合もあります。

PRP療法(再生療法)

自己多血小板血漿注入法は、海外では10年以上の実績があり、メジャーの野球選手が行っていることも知られています。

患者さま自身の血液の中に含まれる「血小板」の成分だけを高い成分で抽出して注射する方法です。
スポーツ医学では、肘・膝・肩・骨折などの治癒を高める目的で行われています。
野球肘・テニス肘・ジャンパー膝・ランナー膝の治療は、ステロイドを注射していましたが、ステロイドを使用しない新しい治療です。

PRP療法が治癒を高める理由は、血小板は、自然治癒力を高める「サイトカイン」が多く含まれており、このサイトカインが周囲の細胞に働きかけます。
そして、損傷した組織の修復が促進されて「早期治癒」「痛みを軽減」する効果が見込めます。

整骨院のスポーツ障害の施術

スポーツ障害とひとくちに言っても色々なスポーツがあり、症状もさまざまです。
スポーツでケガをした場合には、日常生活のケガのため、健康保険が適応できます。
もし、スポーツ障害保険に任意で加入している場合にも併用することが可能です。

スポーツでのねんざや肉離れなどケガは筋肉の柔軟性が足りないことで起こることが多くなります。

保険施術

整骨院では、「ねんざ」「打撲」「挫傷」などのケガに対して健康保険を適応して施術を行うことができます。
まず、姿勢のバランスを確認してゆがみをチェックします。
痛みが
ある場所を固定した方がよい場合には、包帯やテーピングを行います。
また、痛みが出ている部分は周りの筋肉が緊張していることが多いため、筋肉が緊張している部分をはぐしていきます。

ハイボルト療法

ハイボルト療法は、高電圧の電気をかけて、組織の回復を促していきます。
ハイボルト療法の痛みの場所を特定する「検査」として用いられることもあります。

テーピング

「筋肉の補強」「関節の固定」「腫れの軽減」などの目的に合わせてテーピングの種類を変えていきます。
ケガの状態によってテーピングで固定する場所が異なります。

骨格矯正

骨格のバランスが崩れていると、その部分が緊張してほかの部分にも負担がかかってしまいます。
また、骨格にゆがみがあると血流が悪くなり、治癒に影響を及ぼします。
そのため、全身のバランスを整えて治癒力を高める目的で行います。

温熱療法

痛みが出ている部分の皮膚や筋肉を温めて、筋肉を緩め、血行をよくします。
筋肉のこりが原因で生じる痛みの緩和が期待できます。
お子さまからシニアの方まで幅広い年代の方が施術でき、感覚が敏感な部分も施術が可能です。

スポーツ障害の予防

それぞれ、症状によって個別にメニューが組まれますが、どのスポーツ障害にも共通することは、スポーツ前の柔軟や準備運動やスポーツ後の整理体操も大切になります。
スポーツ後に軽い運動や柔軟をすることで疲労がたまりにくくなる効果が期待できるため、疲れていてもしっかり行いましょう。

また、それぞれ痛みが起きた部分が完治してから、筋力トレーニングを行うことも大切です。
筋力が足りないことで、負荷がかかりスポーツ障害が発生することもあるからです。

一人ひとりに合わせたメニューをご提案して、ご自宅でのセルフケアに役立てていただきます。
また、休息・休眠・バランスの取れた栄養摂取もスポーツ障害を予防する上で大切です。
運動後は、しっかり休養を取って疲れを回復し、日ごろからバランスの取れた食事を心がけましょう。

まとめ

スポーツ障害はそれぞれの競技によってさまざまなものがあります。
その競技によって、多く使う部位が変わってきますが、日々の積み重ねで同じ動作を繰り返していると痛みが発生することがあります。

また、最初は運動中の痛みだけですが、悪化すると運動をしていない時にも痛みが出て、日常生活に支障が出てしまうこともあります。
小さな違和感をそのままにせず、早めの段階で治療を開始すると、回復も早くなります。

患者さま一人ひとり、痛みの部位や出方も違うため、症状や痛みに合わせて治療を組み合わせていきます。

また、症状が落ち着いたら再度発生しないように予防することも大切です。
筋力アップや、準備運動・運動後のクールダウンもきちんと行いましょう。
スポーツをしている時に痛みや違和感があったら、いつでもお気軽にご相談ください。

料金

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